マッシュ愛蔵版5[ゴマブックス]


山田貴敏 ゴマブックス
2020年10月16日
小学館漫画賞を受賞した離島医療マンガ「Dr.コトー診療所」を描いた山田貴敏先生の初期傑作マンガ「マッシュ」。画家を目指す一人の少年の努力と友情を描く!

パリに戻ったマッシュは、レストランの住み込みをやめ、似顔絵で稼いだ金だけで生活しようと決意する。そんな折、一人の黒人少年と出会う。名をジャン。農園で働く少年農夫だった。そして、ジャンは、農園の主の息子で親友のラエルとともに走ることが大好きで、パリ陸上に出たいと思っていた。だが、当時のフランスは人種差別が著しく、参加自体難しい。まして、優勝なんて…。そんな状況を危惧したマッシュは、パリ陸上のシンボル画にジャンを描き、黒人への理解を求めることにする。当初は、黒人を描いた絵は受け付けないと言っていた大会運営だったが、ジャンの奇策でなんとか受理してもらう。そして、観客の投票で優勝を決めることになった。一方のジャンもなんとか大会への出場権は得たものの、肝心の本人が会場に現れない。心配したマッシュたちはジャンを捜すが…!

<目次>
●第5巻
第38話「かたい絆」
第39話「心の躍動」
第40話「友情」
第41話「サロンの動揺」
第42話「喪失」
第43話「マッシュの抵抗」
第44話「焼け残った想い出(その1)」
第45話「焼け残った想い出(その2)」
第46話「笑顔」

初出:週刊少年サンデー(小学館)1990年39~47号